過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:22:05.54 ID:2VWMQUCT0

「ただ、知ってほしい」
「私の過去を…アイドルへのきっかけを」
「もし、願いが叶うのなら、答えが知りたい…ずっと、ずっと、昔の答えを」

「ボイスレコーダーは、知るための鍵といったところだ」
「このボイスレコーダーは、今日作られ、過去の私の手に戻る」
「そして、今日、そのボイスレコーダーが私の手に戻ることがなければ」

「今の私は、私でなくなってしまうだろう」

「なんとなくだが、わかるだろう」
「些細な事から、変化ははじまっていく」

「この現実も、あと少しで終わりだ」
「だが、何も心配することはない」

「このまま過ぎても、私は今の私でここにいるかもしれない」
「はたまた、この場から、この世界からいなくなっているかもしれない」
「プロダクションから、世界から私が居なくなっても、永劫不変に未来は続いていく」

「…誰も、気付かないままに。ただ、それだけだよ」

「未来から、ボイスレコーダーを受け取ったという確定した事実がある」
「けれど、ここでボイスレコーダーを作らないという決断をしたならば」
「過去の私の手に渡ることなく、異なる未来が生まれる」

「ま、平行世界論、と言ったところだよ。君には少し難しいかもしれないが」
「気にすることはない。どこかの平行世界できっと今の私は生きていることだろう」
「アイドルを目指しながら、ロボットを作って。そんな私がどこかにいるさ」

「だから、だから…」

「君が、責任を…感じることでは、っ…」




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