過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:32:36.86 ID:2VWMQUCT0

ふう。溜息をつく。けれど、そこに悩みはなかった。
ああ、そこまで言われたら、やるしかないじゃないか。
そうだ。俺は晶葉の助手なんだから。期待に応えたい。

戻ろう。

『ごめん、ちょっと電話があってさ』

「そうか…うーむ」

晶葉は俺がいない間も開発に取り組んでいた。
熱心に、周りも見えなくなるほどに。だが、どうにも困っているようだ。
…これは、チャンスじゃないか?そう思って、声をかけた。

『あ、思うんだけどさ。今作ってるそれの…ええと、その角の。うん、そこ』

『また例えばで悪いんだけど…ほら、これを組み合わせてさ、ちょっとドライバー借りる』

『こうやって…ああ、はまった。こっちの方が見栄えもいいし、コンパクトにもならないかな』

「………」

「ふむ…なかなか」

「なかなか…いや、いい…いいじゃないか、やるじゃないか!」

「その発想はなかった…君は柔軟な発想を持っているんだな、褒めてやろう!」

よし、好感触のようだ。

「………」

「君がいれば…君がいれば、私も…何か、発明品を作れるかもしれないな」




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