過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 12:45:04.06 ID:2VWMQUCT0

顔をあげる。

お昼に食べたファーストフード店の店員さんだ。
なんとなくの会釈でも、仕事柄、顔は覚えている。彼女が、どうして。

「あの…お子さん、探してるんですか?」

お子さん?そう答えそうになって、慌てて口をつぐむ。
彼女はそう思っている。ここで時間を取るわけにはいかない。
間違いなく、彼女は何かを知っている。これに賭けるしか無い。

『そうです、晶葉が、居なくなってしまって』

「あきは…ちゃん、って、赤いメガネに、茶髪っぽい子、ですよね」

『知ってるんですか?あ、ええ、ええ。そうです、それが、晶葉です』

「その子なら…さっき、見ました。お店の片付けをしている時に」

『ど、どこで、どこで晶葉を見ましたか』

「そこの階段を、ずっと登って行きました」

「あの…ここの人には、上手く言っておくので、行ってあげてください」

「その…何があったか、わからないですけど」

「21時までは、私たちも後処理でいるので、それまでなら…だから」




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