過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/22(金) 13:02:56.38 ID:2VWMQUCT0

[ プロデューサー side ]



「おかえり」

目が覚める。聞き慣れたこの声。
たまらず嬉しくなったが、もしものことがある。

『池袋晶葉、14歳。天才発明家で、アイドルをしてる』

『俺との出会いは俺が晶葉をスカウトした』

ふふふ。彼女は笑う。
ああ、この不敵な笑みだけで十分だ。俺は、やったんだ。

『答えを持って帰らせるために、俺は時間跳躍をした』

「…けれど、ボイスレコーダーは未だに動かないんだ」

『だいじょうぶ』

「………」

「君は…」

『ああ』

晶葉の手からボイスレコーダーを受け取る。
俺の記憶だと、数分前のことなのに。

停止ボタンを2度押して、録音モードで時間を合わせる。
パスワードとなる時間は、06分10秒。そしてもう1度、停止ボタン。

Unlocked.
画面にはそう表示されて、たった1つのメッセージが表示される。
録音時間、24秒。

この24秒を求めて、晶葉は8年間を過ごしたのか。




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