過去ログ - モバP「天才発明家・池袋晶葉は揺らがない」
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81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/22(金) 13:07:14.98 ID:2VWMQUCT0

[ プロデューサー side・現在 ]

「ああ」

「その通りだ」

「でも、君はもう、思い出している…その、理由を」

「正確には、経験してきた、というべきだろうけれど」

『そうだな』

「………」

「答えを手に入れた私の道を、ふさぐものは何もない」

「このまま、私はこの才能を生かし、トップアイドルになる」

「その為には、君が必要なんだ…プロデューサー」

『もちろん、どこまでも着いて行くよ』

「当たり前だ。君は私の助手だろう」

「ふふふ」

「では、まずはパーツの買い出しからだ」

「ほら、何をしているんだ。行くぞ」

そう言って晶葉は歩き出す。
その一歩一歩は小さいけれど、そこには確かな決意があった。

過去をみて、現在をみて、未来をみて。
全てを通して彼女が出した答えがこれだった。

なら、俺はどこまでも着いて行く。
もう、心配することなんてないのだから。

もともと、心配なんてしていないのかもしれない。
晶葉はいつも不敵に笑って、何もかもを成し遂げる。
ただ、少しだけ俺が手を貸しただけ。それだけだ。

「プロデューサー、はやく来ないと置いていくぞ」

俺も彼女の隣に並んで歩き出す。
ここから先の未来は、誰も知らない。

どうなるかだってわからない。
でも、そこには不安なんてない。

晶葉と一緒なら、俺はどこでだってやっていける。

晶葉が俺を支えてくれて。
俺が晶葉を支えてあげるから。

だから、彼女は。








天才発明家・池袋晶葉は、揺らがない。

                     おわり




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