24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/22(金) 14:01:08.94 ID:6Jm7wFxO0
「……、起きたか?」
百合子が薄く瞳を開けると、丁度上条が覗きこんできたところだった。
「ンァ……今、何時だァ?」
「深夜零時。二時間ぐらい経った」
「そっかァ…」
身を起こそうとした百合子は、そこで腰が立たない事に気付き、顔を赤くする。
「とォま…、お風呂、入りたい」
「ん、まだお湯抜いてないし、ちょっと冷めたかもしれないけど入ろっか」
上条はすでにズボンを履いていたが、その裾をくいっと引っ張られた。
「…?どうした、百合子?」
「腰…立たねェ、から……」
もじもじと指先を絡ませる百合子に、上条は笑い掛けると、百合子の足と腋に手を入れ、来た時と同じようにお姫様抱っこの体勢にした。
「……えへへ」
百合子は上条の胸板に頬を擦り付け、幸せそうに微笑んだ。
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