過去ログ - 垣根「安価で…何だっけ?」フィアンマ「…何だったか」
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199: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/03/23(土) 21:22:02.65 ID:R5DTQ/XR0

垣根「だって! お前、そんな悪どい奴とは縁遠いような奴じゃねぇか!」

垣根は、信じられなかった。
自分を助け、手を差し伸べたこの男が。
『管理職』とは語れど、悪意の見えない人間が。
あの大きな戦争の首謀者であるとは、思いたくなかった。

垣根「…そりゃあ、人に言えねぇような何かはあるみてぇだけど、俺みたいな臭いはしない」

キナ臭さ。

決して光に戻る事は出来ない、その臭い。
そういったものを、フィアンマはまとっていなかった。
善人とは言い難いけれど、その身に纏う昏さは路地裏の不良よりも薄く思える。

垣根「…信じられねーよ…」

正確には、信じたくない。

垣根の言葉に、フィアンマは困ったように笑った。

フィアンマ「…まあ、他に方法があれば、戦争は起こさなかっただろうしな。目的の為に、戦争をさせた訳だ。
      今は、多少なりとも反省しているがね。……本当に世界を救う人間は、俺様のような顔はしていない。
      どこかの誰かのように、たった一人の為に命を賭けられる人間が成すべき事なんだろう。
      だが、買いかぶり過ぎだよ。俺様はお前が思っている程優しくも甘くもないし、…どちらかといえば冷たい男だ」

垣根「…>>201


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