過去ログ - 垣根「安価で…何だっけ?」フィアンマ「…何だったか」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/03/24(日) 21:18:49.65 ID:W52/R5nE0
フィアンマ「その考えはとても危険だな」
垣根「危険?」
フィアンマ「確かに現実的に言っても人類が『差別』をなくすのは不可能に等しい。
…それこそ人類が滅びるか、あるいは数百年後に人類が大人になるのを待つかしないかぎりは消えないだろうな」
垣根「なら、」
フィアンマ「ただ、だからといって差別がなくなる事を目指さず、諦め、多数派に流れ、
自分が守られればいいと思考停止していい理由にはならんよ。
…お前の言うとおり、多数派に流れ、『皆と同じ』にしてれば楽だし非難も受けにくい。傷つかない」
垣根「………」
フィアンマ「でも、それは『それは本当に正しいのか?』と疑い、あるべき姿を見ようとしなくなる事でもある」
垣根「……、」
フィアンマ「多数決が必ず正しいとは限らない。俺様は、大事なのは、問題に対し、
『自分が』それをどう捉え考えるか、だと考えている。他人は関係ないんだ」
垣根「自分が、か」
フィアンマ「俺様は、そういう楽に生きるスタンスには立ちたくないんだよ。
……まあ、日本人として生きてくれば、多少は理解し辛い感覚かもしれないな」
垣根「ま、日本は同調が大事だしな」
フィアンマ「イタリアは個人主義が基本でな。他者に対して生まれで判断はしないが、恵まれた生まれだったとは思うよ」
垣根「考えの自由?」
フィアンマ「そういうことだ。……差別が無ければ、俺様だって悩まなかったよ」
潔癖症のようなものなのかもしれないが、正しい事を言っているな、と垣根は思う。
それは正に綺麗事だけれど、或いは、この男なら実現出来たのかもしれない。
もっとも、実現されれば醜い人類は丸ごと滅びる恐れも高かった訳だが。
フィアンマ「……今はもう、自分の個人的な心情として留めているし、押しつけはしない。
だが、もし賛同してくれるなら、帝督も俺様と同じような判断基準を身につけて欲しいとは思う」モグ
垣根「
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