過去ログ - 垣根「安価で…何だっけ?」フィアンマ「…何だったか」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/03/22(金) 20:19:21.28 ID:IyRzu+vT0
フィアンマ「企業秘密だ」
言いながら、フィアンマは左手で右手を持つ。
ぺたぺた、と垣根の体に数度触れた。
自分の体にも、数度触る。
垣根(……何かこういうのどっかで見たな。服のサイズを自由自在に…)
『服のサイズが小さい』を試練として捉え、『聖なる右』にて乗り越える。
二人の制服のサイズは程よくフィットし、まるで二人の元元の服のようになる。
それでも多少のゴツさはあるものの、痩せすぎ、中性的、で片付けられる範疇だろう。
お互いの顔立ちが中性的であった事が功を奏した。
フィアンマ「…流石に哀れか」
昔と違い、フィアンマはふとそう思った。
自分が欲しい右腕を持つ少年に殴られて説教されたり、優しい男と接したりして少し変わったのである。
彼は懐からするりと毛布を二枚取り出し、二人の体へふんわりとかける。
そんな彼の手元を見、垣根は突如として目を輝かせた。
正体見破ったり、という顔である。
垣根「分かった」
フィアンマ「? 何がだ」
垣根「お前、魔法使いだろ」ドヤァ
フィアンマ「……
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