過去ログ - 垣根「安価で…何だっけ?」フィアンマ「…何だったか」
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492: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/03/26(火) 22:39:13.12 ID:SDiTPSSz0

フィアンマ「……許すわけないだろう、このバカチンが」

はぁ、と彼はため息をつく。
ゆらり、と『第三の腕』が不安定に揺れた。
そんな自らの武器を一瞥し、フィアンマは語る。

フィアンマ「『愛』は何かを奪うためのものではない。……人が、人を幸せにするためのものなんだよ」

フィアンマは淡々と術式を行使する。
神の如き者の天使の力に裏打ちされた巨大で長大な剣が、垣根を射程範囲に捉える。

フィアンマ「…かつて、俺様に対して拳一つで立ち向かってきたヤツがいた。
      そいつは自らを犠牲にしてでもこの世界を救うと豪語し…
      あろうことか、命を奪おうとした俺様を自分と引き替えに救ってくれた…・
      そいつの言葉を聞いて、この世界も捨てたものではないと気づくことができたんだ」

彼は非力ではない。
故に、とある少年のように拳一つで立ち向かうようなことはしない。
だが、誰かの為に立ち上がる事なら、出来る。今なら。

フィアンマ「俺様はこの『愛』に満ちた世界が…、俺様に『愛する人』を与えてくれたこの世界が大好きだ」

地図を裂く一撃が、迷い無く振り下ろされる。
フィアンマは左手指を僅かに動かす。
爆発的な光と共に、垣根の右腕が吹っ飛んだ。

フィアンマ「だから。……お前が本物であろうとなかろうと…この世界を滅ぼすためにお前が動くのであれば。
      ……一切の迷い無くお前を止めよう…」

垣根『が、ッああああああ!!!』

フィアンマ「……それに。お前が"本物"なら、殺しても蘇らせられるしな」

実に暗部らしい無慈悲な台詞と共に、『第三の腕』が振るわれた。
グギョリ、という非常に嫌な音がして、垣根帝督が消えた。

オティヌス「…おや」

残念そうに、くすりと、魔女は笑ってみせる。
フィアンマは彼女を睨み、ついで、オッレルスを見やった。

フィアンマ「……オッレルス、」

オッレルス「>>494


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