過去ログ - 美希・雪歩「レディー!」
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127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:41:56.74 ID:7LnCOhGJ0
「家まで送っていかなくて良いのか?」
 駐車場の外で、プロデューサーは真に聞いた。

「えぇ、大丈夫です。雪歩を家まで送ってあげて下さい。
 ボクん家、雪歩の家とは方向が違いますし」
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:42:57.75 ID:7LnCOhGJ0
 その後の事は、良く覚えていない。
 しきりに他愛の無い話題で盛り上げ、プロデューサーが自分の気を逸らそうとしてくれていたのは何となく覚えている。

 気づいた時には、雪歩は停車した車の中にいた。
 おそらく、事務所の駐車場だろう。
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 01:43:07.95 ID:1jmKxVg5o
何かPに重病フラグが……


130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:44:10.05 ID:7LnCOhGJ0
 事務所に戻ったまま、帰っていないのだろうか。
 雪歩は車を出た。

 ふと、赤く点滅した光が目に入った。
 良く見ると、たるき亭ビルの入り口の前に人だかりができている。
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:45:15.55 ID:7LnCOhGJ0
 救急車のパトランプが回っている。
 聞こえてくるのは、誰かが無線か何かで連絡を取り合う声、野次馬の喧騒。
 そして、小鳥の泣き叫ぶ声だった。

 何が起きたのか、分からない。
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:46:21.53 ID:7LnCOhGJ0
 小鳥からの連絡を受け、律子は出張先から直帰する電車を降り、タクシーに飛び乗った。
 とても悠長に電車を待っていられるような心境ではなかった。

 車は環八通りを南下し、下丸子駅前の交差点を左折した。
「あと10分くらいで着きますよ」
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:48:43.33 ID:7LnCOhGJ0
 病院に着いた律子は、受付でプロデューサーが搬送された部屋を尋ねた。
 救急処置室、という物々しい名前が、ますます律子を不安にさせた。

 部屋の前には、小鳥と高木、雪歩が待っていた。
「何があったんですか? 状況は」
以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:51:24.23 ID:7LnCOhGJ0
「何で、すぐに見つける事ができなかったんですか?」
「―――すまない」
「私は理由を聞いているんです!」
 律子は、自分の中にある不安を誰にどうぶつければ良いのか分からなかった。

以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/24(日) 01:54:27.79 ID:7LnCOhGJ0
「頭部の外傷は、3針程度縫うだけのもので大した事はありません。
 骨折は右腕と右下腿の2箇所。まぁ、三ヶ月はかかるでしょう」
 レントゲン写真等を見せながら、医者は簡単にプロデューサーの症状を説明した。
 意識が戻らない原因は何なのか。

以下略



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/24(日) 01:57:17.36 ID:1jmKxVg5o
つーか下手したらPが運転中に発症してアイドルごと事故の可能性もあったなこれ。


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