27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 21:37:59.68 ID:sFFUNv8Z0
一人残ったレッスン室で、雪歩は黙々と練習を続けた。
だが、どうしてもターンがうまくいかない。
時々、それらしく決まる時もあるが、どうしてなのか自分でも分からない。
何より、鏡に映る自分のダンスは、自分の目指す真のそれとは似ても似つかないものだった。
美希は、一回目から自分よりも上手に踊れていた。
本来は、ああいう才能のある人間がトップアイドルを目指すべきなのかも知れない。
でも―――。
かぶりを振り、余計な事を考えるのは止めて、雪歩はもう一度同じ所を繰り返そうとした。
その時、レッスン室の扉が開いた。
驚いて振り返ると、美希が立っていた。
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