28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 21:39:37.22 ID:sFFUNv8Z0
「あれ、まだ練習してたの?」
美希も、まさか誰かがまだ残っているなどと思っていなかったから驚いたようである。
「う、うん。えへへ」
予想外の来訪に何を言って良いのか分からず、雪歩は何となく笑ってごまかした。
どうやら、美希は昨日この部屋に来たときに忘れ物をしたらしい。
携帯につけていたストラップが見当たらないとのことだった。
「携帯から取れるなんてこと、普通無いと思うんだけどなぁ」
ブツブツ言いながら、美希はその場にかがんで床をくまなく調べ始めた。
「あっ、ミキのことは気にしなくていいよ? 練習の邪魔してごめんなの」
そういう訳にもいかないので、雪歩も一緒に探すことにした。
結局、取れたストラップが美希のバッグの中にあったことが分かると、美希は何度も雪歩に頭を下げた。
しかし、元々怒るつもりもなかった雪歩は、笑ってそれを許したのだった。
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