36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 22:01:53.64 ID:sFFUNv8Z0
あずさの自宅へと向かう車の中で、後部座席にいる美希は会場で起きた揉め事についてまだ愚痴をこぼしていた。
プロデューサーと、助手席にいる雪歩が美希をなだめている。
「あっちのプロデューサーさんも謝ってくれた事だし、もう止めよう、ね?」
「あの子達からは謝ってもらってないもん!」
「気持ちは分かるけど、次からはああいう事はしないでくれよ、頼むから」
「だって―――」
もっとプロデューサー達に言いたい事はあったが、隣に座るあずさにシィーッと注意され、美希は何も言えなくなってしまった。
口を尖らせ、つまらなそうに携帯を弄っている。
「美希ちゃん」
不意にあずさから声をかけられ、美希は顔を隣へ向けた。
「ありがとう」
あずさは口元だけ動かしてそう美希に告げ、ニコッと微笑んでみせると、車が自宅に着くまでの間、すぅっと目を閉じて眠りについた。
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