過去ログ - 美希・雪歩「レディー!」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/23(土) 22:12:46.06 ID:sFFUNv8Z0
「美希君の言う事にも一理ある」
 律子達の後ろで黙って話を聞いていた高木が、美希に賛同した。

「今の我々が961と張り合う必要などない。
 これまで通り、地道にレッスンを重ね、着実にオーディションを受けていけば良いのだ。
 最初から結果を求めてはいけないよ」

「だよね。さすが社長、良く分かってるの」
「無論、地道な努力無くして結果が伴うことは無いぞ、美希君」
 のんびりしすぎるのも良くない、と重ねて高木に釘を刺され、美希は返す言葉を失った。
 だが、美希の一言で事務所の空気が少なからず明るくなったことは、誰もが感じるところであった。

「そうそう、キミ達に素晴らしいニュースがある」
 思い出したかのように、高木が話を続けた。

「我が765プロに、新たなアイドル候補生が二人やってくる。
 明日の午前中に来るよう、彼女達にはお願いをしているよ」

 突然の発表に、事務所内は再び驚きの声で埋め尽くされた。
 プロデューサーや律子も知らなかったようであり、すかさず律子が高木に問い質した。

「まさか、社長がスカウトされたんですか? 私達には何も知らされていないのですが」
「知り合いから任されてね」
「一体どのような―――」

 ドンドンと、ドアを叩く音がして、律子達は玄関を振り返った。

「ここだよなぁ、貴音―――おーい、誰かいませんかー?」



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