過去ログ - 妖狐巫女「魔法少女、ですか?」アンドロイド「はい!」
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12: ◆uKvf1.to6w[saga]
2013/03/24(日) 00:41:26.24 ID:ACXWcNac0
「どうしよう……! 契約できる妖精は限られてるのに!」

「……魔法少女が必要なのには何か差し迫った理由があるの?」

「そういえば、説明不足だったね……」


地球とは遠く離れたミミル星。美しい自然と共に、妖精たちは平和に暮らしていた。
だが突如、『恐怖の女王』が現れ、封印の城を乗っ取り邪悪の国を設立する。
そこでは負の感情を糧に生きる「ドゥーム」と呼ばれる怪物が生まれて、妖精たちと対立する。
今回、ドゥームが人間界へとつながるゲートに入ってしまったため、
『魔法少女』となる少女を探すためににイルとウルが選ばれ、人間界へと旅立つ。
イルはこのように説明した。

「ど、どうしたら……」

「とりあえず、今は不完全な契約を取り消すか契約を完全なものに治す方法を考えよう」

「そうですね……!」

「とりあえず、失敗したのに思い当たるフシはある?」

「……」

「……あ! もしかして」

「何!?」

「私が少女じゃないからとか、でしょうか……?」

「え? 少女じゃないの?」

「はい、私先月の誕生日を持って324歳になりました……」

「……は? え、ちょっと待ってボクの知識だと人間の寿命は長くても100歳前後って……」

「私、人間じゃないですよ?」

「……」

「?」

「……ええええええええええ!?」

小さな神社に、小さな妖精の叫びが響き渡る。

……聞こえる人間は限られているが。


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