過去ログ - 妖狐巫女「魔法少女、ですか?」アンドロイド「はい!」
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22: ◆uKvf1.to6w[saga]
2013/03/24(日) 22:59:43.75 ID:ACXWcNaco
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新たな魔力兵器の誕生に伴う波動を、嗅ぎ付けたものがいた。

「妖精どもの魔力波……? どうやら『契約』とやらが行われたようだな」

「今襲撃すれば確実に殺れる、そうすれば俺の昇進は間違いない!」

黒い影は眠りから覚め、キヒ、と笑う。
邪な思いを胸に、波動を感じた方向に向かって飛んで行った。

ーーー

「今度から変身するときは、指輪を高く掲げて『マジカライズ・トランスフォーメーション』と叫べば良い」

「マジカライズ・トランスフォーメーションですね!」

「うん、良い感じだね」

「それで、そのドゥームとやらは……」

「死ねええええ!」

陽子の言葉を遮るように、黒い影が急襲する。本来なら致命傷を与えられるはずであったが、相手が悪かった。
陽子は身を翻し、対魔の術を発動する。

「悪霊退散!」

ごう、という激しい音と共に、衝撃波が黒い影を襲う。陽子が異形の者と戦う際に用いる術の一つである。

「こ、これは?」

見たことのない能力に、イルは戸惑う。

「霧散!」

弱った黒い影に、更なる追い討ちをかける。黒い霧となり敵は霧散した。

「ふぅ、今日は侵入者が多いですね……」

「まだだ! 後ろ!」

強襲者を倒し安心して振り替えった陽子に向け、イルは叫んだ。

「な……」

陽子の背後に、倒したはずの黒い影の体当たりが炸裂する。

「かは、っ!」

陽子は吹き飛ばされた。


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