過去ログ - 妖狐巫女「魔法少女、ですか?」アンドロイド「はい!」
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6: ◆uKvf1.to6w[saga]
2013/03/23(土) 23:09:08.07 ID:wyKD6ZSi0
10分程度だろうか。心地よい風にあてられ、イルは乗り物酔いから回復した。

「よし、ボクも行くか」

浮き上がると、ウルとは逆方向に飛んで行く。

「普通の人間はボク達を視認することができないんだったよな。不思議な感覚……」

「と言っても、こんな山奥だし全然人間がいないんだけどね……」

人間界はあまりきれいでないと聞いていたが、存外きれいな所だな、とイルは思った。
海松市はそこまで開発が進んでいないため、自然が多く残されている。
イル達が都会を見てどう思うかは未知数である。

「お、何か建物が見える」

真っ赤な鳥居に、荘厳な本殿が目を引く、立派な神社であった。
もっとも、イルはこのような建物を見たことがない。

「面白い建物だな……寺院か何かかな? 人がいるかもしれないし、見学してみよう」

イルは神社に向かう。


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