6:名無し[saga]
2013/03/24(日) 16:57:47.20 ID:rOPSHTu00
そこでもまた、神様に見放されて決して救われることのない少女がいた。
禁書目録(Index Librorum Prohibitorum)
その少女は外見が10才前後で完全記憶能力を持ち、10万3000冊の原典を頭の中に
封じ込められたイギリス聖教の【兵器】だった。
その少女はひたすら祈っていた。なにを祈っていたかなんてアウレオルスに分かるはずもない。だけど何故か涙が出た。理由もなくただ涙が
アウレオルスは疑問をぶつけてみた。
アウレオルス「質然、禁書目録とやら、そなたは一体なにを願った?」
禁書目録はニッコリ笑ってこう答えた。
インデックス「私は世界中の皆が幸せになって欲しいって願ったんだよ」ニコッ
アウレオルスは驚いた。
アウレオルス「(自らの不幸を他所、他人の幸を願うか)そうか…」
気が付くとアウレオルスはこの少女だけでも救えるよう、ひたすら原典を書いていた。
ネセサリウスに頼み、禁書目録の先生役にして貰った。
ネセサリウスの条件は{1年、その間だけ禁書目録の先生になることを認める。
但し、その期間中一ヶ月に1冊原典を書き下ろすこと}だった。
アウレオルスは速書の名人、寝る暇を惜しまず必死でネセサリウスの為に原典を書き下ろし、余った時間で禁書目録を救う為の原典を書き下ろす。
そんな毎日だった。
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