14: ◆jPpg5.obl6
2013/03/25(月) 21:44:39.86 ID:UTFjlpbH0
―――って、でも!!なんで女ばっかりなのよ!!!!!
バチッ!!っと足元から電撃が走り、近くの電灯が昼間なのにチカチカと最後の灯火のように光って消えた。
分かっていても、つのる苛立ち。
どう自分の中で処理をすれば良いのか。
こんなことでイライラして余裕の無い自分にもなんだか腹が立ってきた。
彼の姿が、ぼんやりと頭の中に思い浮かぶ。
全部、上条当麻が原因である。
「アーーーーーーっ!!もうっ!!!!なんなのよ!!!アイツ!!!!」
どうしようもない苛立ちに声を上げてしまった自分の口を美琴は慌てて押さえ込む。
キョロキョロあたりを見渡した。
ここは公園、あまり人は通らない場所だが誰がいるか分からない。
右、誰も居ない。
左、自販機。
前、誰も来ない。
後ろ、人は居ない。
振り返った少し先にいるのは見慣れた黒髪の少女だ。
知っている子だ、大丈夫…
「へ?」
そう、そこには、よく知る少女がニコッと明るい笑顔を向けていた。
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