33: ◆jPpg5.obl6
2013/04/04(木) 00:39:22.61 ID:P0yo0pc70
「だって、こうして御坂さんに不安を残してるんですし、
その不安にも気づかないなんて鈍感すぎます」
「佐天さん…」
「浮気かどうか確かめる必要はありそうですね」
「でも、どうしよう…アイツに直接聞くなんて…できるかしら」
佐天は指を立てると、ちっちっちと、お決まりの動作を決め、
なんちゃって恋愛アドバイザー佐天涙子として、力強い口調で話し始めた。
「いきなり、浮気してるんでしょ!……なんて展開は一番ダメですよ」
「え!?な、なんで!」
はっきりとしていて、良さそうな答えに思えたのに違ったものだから
美琴は自然と助けを求める眼差しを佐天に送る。
「その聞き方の場合だいたいの男は断固として認めないか、
逆ギレして話をごまかすのどちらかしかない!…という一説がありますから」
「それは、むかつくわね」
ふんふんと、納得のうなずきを見せながら美琴は佐天のいうところの
1番ダメな展開を思い浮かべてみる…うまく想像できないけれど、腹立たしいことには間違いない。
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