47: ◆jPpg5.obl6
2013/04/21(日) 03:07:43.93 ID:BFKo+bZt0
………―――――
佐天は残りの飲み物をゴクリと飲み干し、
満足げな表情を浮かべていた。
――――でも、まぁ…
「御坂さんの彼氏さん、すっごくいい人なんだろうなー」
カラカラと、リズムよくグラスの氷が音を立てる。
佐天はまだ見ぬ美琴の“彼氏さん”を想像してみた。
「いいなぁ、私もあんな表情になるくらい恋してみたい…かも!」
両頬を手で覆って、ふにゃっと微笑むとタイミングよく携帯が鳴った。
ディスプレイにうつる名前を確認して
次のお茶の相手が決まったと、嬉しそうに通話のボタンを押した。
「もっしもーし」
『もしもし、佐天さん。なにをそんなにニヤついてるんですか?』
「へ?」
するとコンコンとガラスをたたく音がして、
見ればそこに初春飾利がにこにこと手を振っていた。
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