過去ログ - 美琴「ここがすき」
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49: ◆jPpg5.obl6
2013/04/21(日) 03:38:02.62 ID:BFKo+bZt0




――――――






『たまには、自分からしていくのも大切ですよ』

佐天の言葉が強く美琴の背中を押していた。





その美琴の背中の後ろで、行き場に困った上条の手が
そわそわと落ち着かない。


「―――っと、美琴?」


上条は戸惑いの声をあげた。それもそのはず、
まだ部屋にも至らないこの玄関先で美琴は
上条に飛びかかるように抱きついてきたのだ。



そしてそのまま胸元あたりに顔をうずめること、1・2・3…



上条の匂いをいっぱいに吸い込んで、美琴は顔をあげた。




「……ッ」

「…?」

美琴の行動と自分を見つめる何やら強い決意を感じる眼差しに、
上条は首を傾げた。

顔に浮かぶのは、『俺、なんかした?』と、やや困惑気味な様子。






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