63: ◆jPpg5.obl6
2013/05/23(木) 16:46:36.12 ID:DHNRlvKU0
目指す場所は一つだった。
「ちょ、ちょっと待てって…!?」
「待たない」
美琴は振り返ってそう言うと、上条の腕を乱暴に放して
胸元をドンと押した。
「へ!?」
突然のことで、上条は意図も簡単に我が安らぎの地へ身体を落とした。
安物であれど、バネの反発感がすばらしい、柔らかなベットに身を受け止められ着地。
簡単に言い換えると、美琴に押し倒されてしまった。
「えっ…えーーーっと?とにかく一回落ち着いて考えてみるけどよ…」
上条は意に反して天井を眺めながら、自分の思考が追いつくよりも先に
変わりゆくこの状況にひとまず落ち着こうと自分にそう投げかけた。
一方、その間にも状況はどんどん変わっていく。
美琴は無言で薄手のニットベストを脱ぎ捨てると、
上条を押し倒したベットに膝から乗りあがる。
二人分の体重を受けてベットがきしんだ。
「まったく状況が飲み込めないのですが…」
「……」
美琴は上条の言葉に煩わしそうな表情を浮かべると
上条の身体を跨いで、今度はカッターシャツのボタンを外し始めた。
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