14:展開がはやいな[saga]
2013/03/25(月) 06:50:23.10 ID:68WYh37U0
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予定された旅の道程は半分を過ぎた。
時折少数の普通の魔物とは交戦したが、危機に瀕することは無かった。
それでも絶え間なく横たわっている死の恐怖は彼らの――特に魔銃士の心を蝕み、必要以上に疲弊させていた――――
魔銃士「くそっ、次の街にはいつ着くんだ……くそっ」
勇者「もうそろそろのはずだが、如何せん地図が正しくない。
他国の測量技術は未熟な上、精確な地図を渡したくないらしい。当然といえば当然だが」
魔法使「地図は軍事戦略上とても重要ですからね。
特に私たちの国は過去には各国と戦争をしていましたし、しょうがないですよ」
魔銃士「くそっ、こっちは人間のために命懸けで戦ってんだぞ。
その程度の情報は快く受け渡せよ、くそがっ。魔法も使えない屑どもが。魔物を滅ぼした暁には俺たちが支配してやる」ブツブツ
勇者「……とにかく進むぞ。国境は超えた。この国の都市も間近ななはずだ」
魔法使「はい」
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