32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/25(月) 13:53:48.15 ID:68WYh37U0
誰かがいた。
暗い、暗い場所だったが、勇者はその容姿を識別できた。
勇者よりもやや幼い少年だった。
???「こんにちは」
勇者「……魔王か?」
魔王「魔王かどうかは知らないけど、たぶん君が目的としていた人間だよ。よく分かったね」
勇者「……お前に会いたかった。お前の存在を知った時からずっと」
魔王「熱烈だね、勇者くん。君のことは全部知ってるよ。
少し僕とお話ししようよ」
勇者「イヤだね」
魔王「じゃあ勝手に話すよ」
勇者「お前は人の話を聞かないヤツだな」
魔王「まあね。……何から話そう。……ああ、そうだ」
魔王「僕の頭の中にはね、お墓があるんだ」
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