51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/02(火) 15:42:38.49 ID:vgf9FdZ3o
自宅に着いたのはもうすっかり暗くなった頃。
弁当をテーブルに置くと、シャットアウラはソファに座り込んだ。
テレビをつけてぼうっと眺める。 すると、
『現在、学園都市内部で、侵入者騒動が起こっているようです。それに伴い、学園都市各地でも、被害が拡大しているとのことです。……あっ、映像が入りまし た!』
そこに映ったのは、黄色い服を来た女性らしき人影と、倒れている数人の警備員だった。
しかしそれも数秒で切り替わり、「しばらくお待ちください」と出る。
(な、なんだろうね……)
(さあ……問題が大きくなれば、私の部隊にも要請が……あ)
そこまで言ってシャットアウラは、現在自分の部隊が活動していないことを思い出す。
しばらくしても画面が変化しない様子を見てチャンネルを変えると、
『現在、突発的に意識を失う人が出ているという報告 が、全国のあちこちから届いています。警察では、原因の特定を急いでいますが、日本のみならず、海外の 一部にも被害が及んでいるとの報告も――』
「海外まで……?」
(なんだか怖いね……)
「よし、動こう」
(え?)
「部隊は機能していないかもしれないが、兵器は残っているだろう」
言って、シャットアウラは服を脱ぎ、クローゼットに閉まってあるボディスーツに着替えた。
(ま、まって、シャットアウラちゃんまで危険な目に遭いに……)
「なんだか」
(?)
「こういう事態にはあの男が絡んでいそうな気がする。なにか、力になれるかもしれない。いや、なりたい」
(……そう)
シャットアウラは急いで家を出て、部隊基地へと向かった。
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