過去ログ - シャットアウラSS
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54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/02(火) 15:57:27.39 ID:Uw/8vcYio
 光の翼の近くまで来て、念のためステルス迷彩をかけた。
 慎重に接近して光の発生源を見ると、そこには少女がいた。
 メガネをかけている長い茶髪の女の子で、一見どこにでもいそうな感じではあるが、頭に浮かぶ輪と背中から翼のように広がる光は、その異常さを物語ってい た。

(この人……どうなっているの……?)
(わからない。だが……ん?)

シャットアウラ宛に通信が入った。送り主は、隊員だった。

『隊長、この女が今回の騒ぎの中心、侵入者です』

 画面には、先ほどテレビで一瞬だけ見かけた黄色い服の女が映った。

『なにやら特殊な超能力を持っているとのことなの で、注意、して、く……』
「どうした?」

 突如隊員の応答が途絶える。 しばらく呼びかけても反応がない。

「くそっ、どうなっている? まさかこの女に襲撃を……、?!」
(シャットアウラちゃん? シャットアウラちゃん!!)
「なん、だ……急に意識が……」

 今度はシャットアウラまでも意識を閉ざしてしまった。
 アリサの呼びかけも虚しく、シャットアウラは眠りについた。

 次にシャットアウラが目を覚ました時には、上条当麻が黄色い服の女と交戦していた。

「私はなにを……うぐっ」
(シャットアウラちゃん、大丈夫?)
(頭が痛む……まるで酸欠にでもなったかのような痛みだ)
(無理しないで!)
(ああ……ところで、これは……)

 シャットアウラは、ハッチ内に漂う不思議な力に気がついた。

(これ、わたしが歌を歌っている時に出る力みたい。 前に比べて、弱くなっちゃったけど……)
(これのお陰で意識が戻ったのか……? しかし、当分は動けそうにないな……)

 なおも痛む頭を抱えながら、必至に前を向いた。そこでは、当麻が何やら説教をしているようだった。
 しかし、相手の女は、風の超能力らしき技でそれを黙らせる。
 さらに、手にしている十字架を地面に打ち付けて衝撃波をおこし、攻撃する。
  その攻撃は建物へとあたり、建物は崩壊を始めてい た。


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