過去ログ - モバP「白坂小梅はみえている」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:15:29.41 ID:d5tGG4Gs0

とりあえず事務所近くの呼び出された公園には着いた。
けれど、小梅が見当たらない。どこだろう?

見回すと、誰か…が、倒れてる?
あれ、小梅じゃないか?

『小梅?小梅、どうした!?』

「………」

「ぐぅっ……かはっ……この公園に潜む…悪霊の…怨念が…犯人は…プロ………」

「ごふっ…ばたっ……………」

「……………あの、こういうの…や、やってみたかったの…あ、うん…わ、私は元気です…」

『………』

『こら』

『また何かあったかと思って…心配した』

「ち、ちょっと…からかって…みようって……」

「プロデューサーさん…本気で、心配させて、ごめんなさい…で、でも…うれしい…」

…小梅には敵わない。やられた。
こういう可愛らしいところは、やはり女の娘だ。

『心臓に悪いから、こういうのはこれっきりな』

「………」

「うん」

「くしゅんっ」

『…寒い、のか?って…その服じゃ寒いだろ』

『俺の上着着て…事務所に帰ろう』

「…手」

「手…繋いで、ほしい…です」

『ああ、わかった』

小さくて、細い指が俺の指に絡まる。
そこからほのかに感じる体温は、少しばかり熱かった。




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