31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/03/25(月) 22:20:10.44 ID:d5tGG4Gs0
彼女は幽霊が見える。それに一生向き合っていかなければならない。
けれど、彼女はもう、その事で思い悩んではいないようだった。
彼女の一歩に俺が貢献できたのなら、怪我の1つや2つは安いものだ。
「きょ、今日は…わ、わたしのため、に…ありがとう」
小梅ちゃん、なんて叫ぶ熱心なファンが多い。彼女は本当に愛されている。
「歌…聴いてくれるの…うれしい、から…頑張って、歌います」
その間も曲がはじまるまで声援が止みそうにない。
彼女は本当にアイドルなのだ、と再確認せざるを得ない。
「で、では…みんな、聞いて、下さい」
やはり、彼女はアイドルだ。
歌って踊って、笑顔をみんなに振り撒いて。
そして、みんなを笑顔にする存在である、アイドルなのだ。
そんな彼女だからこそ、みえている。
トップアイドルという、夢が、未来が、すぐそこに。
白坂小梅は、みえている。
おわり
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