過去ログ - 京太郎「俺が奴隷扱いされてるっていう噂が流れてる?」
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◆CwzTH05pAY
[saga]
2013/04/01(月) 01:39:18.46 ID:L7k8jWhjo
京太郎「……仲間が欲しいなぁ」
暑さのせいか、疲れのせいか、何故か緊張して眠れなかったせいか、思考が思わず口に出た。
丁度どこかの高校の制服を着た女子数名が俺の横を通り過ぎていて、ガッツリ聞かれたのだろう。すごい顔で見られた。
少し歩いてから後ろを振り返ると、ヒソヒソ話していた女子は何かに怯えるように早足に去って言った。
このやってしまった感。
他の高校も同じホテルに泊まっているのだろうか。
気付けばホテルに近いほど近いこの道に制服姿の女子があちらこちらにいる。
だが不思議と皆が皆、何故か俺の顔を見ながらボソボソと話している。
だが、視線を送ると揃いも揃って気の毒そうな顔をしながら露骨に顔を逸らしたり逃げ出したりしている。
俺の人生でここまで女の子から注目されたのは初めてだ。
とはいえ、『須賀君の頭は白骨温泉の源泉ですか? いい温度で沸いてるんですか?』と和に言われた俺も、流石に好意の視線だとは思わなかったけど。
和も大概にひどいよな。ただ、こんな手牌から
33m22255599s西中中 ツモ9s
混一色狙うために3萬切っただけなのに。
そう説明したら今にも髪の毛が金色になって逆立ちそうなぐらいの勢いで怒られたけど。
俺はその時、和は怒ると本当に怖いなって思いました。
そんな小学生並の感想を抱いていると道の先から優希と部長が手を振っているのが見えた。
優希「遅いぞ犬ー。走れー!」
久「須賀くーん。あと10秒以内に来なさーい」
周りのざわめきが大きくなった気がする。
なんとも居心地の悪い感覚だ。
そして部長は心底楽しそうな顔でカウントを開始している。
人の皮を被った悪魔め。いつか男が狼だって事を分からせてやる。
そんな思考とは裏腹に、俺の体は反射的に最後の力を振り絞って残りの道を全力疾走していた。
後から思ったけど、別に走る必要はなかった。
そもそもこの大量の荷物は事前に宅配便でホテルに送ればよかったんじゃ。
そう突っ込む前に体が動いた俺も同罪である。
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