過去ログ - 京太郎「俺が奴隷扱いされてるっていう噂が流れてる?」
1- 20
2: ◆CwzTH05pAY[saga]
2013/03/26(火) 00:49:23.60 ID:JgHSMXcdo
<<プロローグ>>

京太郎「暑い……」

俺は夏のクソ暑い中、片手に大量の牌譜、もう片手にスーパーの大きな袋をみっつ持った状態で坂道を歩いている。
山間の長野県なら夏も涼しいでしょ? と聞かれることもある。
だが、声を大にして言いたい。山だろうが海だろうが夏になりゃが暑いもんは暑い。
涼しい夏を味わいたきゃ北海道にでも行けと。

京太郎「駅から……遠すぎだろこれ……」

地方のバスのダイヤなど都心のダイヤと比べたら無残なものである。
それが市内から外れた田舎のバスとなれば尚更だ。
最寄り駅に着き、目的地近くまで行くバスを調べたところ次のバスは2時間後。
タクシーも検討したがこの駅まで来るのに40分かかると来たもんだ。
田舎はタクシーは拾うものじゃなくて呼ぶものとはよく言ったもんだ。

結局、仕方なく徒歩で行くことを選択した。
駅近くの商店に入り、道を確認してから歩き始めて今に至る。
だが、絶賛後悔中である。

あぁ、店のおばちゃん。
あなたの言うことは正しかった。
バスを待ったほうがよかったかもしれない。

京太郎「優希め、これ幸いにと色々頼みやがって……」

片手に持っているみっつのスーパーの袋を思わずにらみつける。
本来の用件とは別に、ついでに頼まれた買出しリストはいつもの10倍の量があった。
ジュースやお茶の飲み物類、各種お菓子、アイス、カップラーメン、エビフライ、タコス、花火、CD-Rなどなど。
一般的な買出しでは頼まないだろってものも含まれている。
それにしても花火か。今夜皆でやるのかな? あぁ、羨ましい。
俺はこの荷物だけ置いたらすぐにとんぼ返りしなければならない運命だ。

京太郎「どうしてこうなった」

俺がこうして他のメンバーが他高校と合同合宿をしている合宿所へ向かっているには理由があった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/368.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice