過去ログ - 京太郎「俺が奴隷扱いされてるっていう噂が流れてる?」
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901: ◆CwzTH05pAY[saga]
2013/12/25(水) 23:36:23.00 ID:TxZiIDS3o
「へっ?」

女の子特有の丸っこい字で書かれたその一言の内容が理解できず俺は間抜けな声を漏らしてしまった。
先ほどまでの怒りはどこへやら、状況が理解できず顔を上げた。
するとそこには申し訳なさそうにする照さんと、満面の笑みで笑う大星。
その手にはいつの間に持っていたのだろう、段ボールで作ったであろう簡素なプラカードを持ち、そこにはこう書かれていた。

淡「ドッキリ大成功ーーーーーーーー!」

尭深「だ、だいせいこー!」バサッ

誠子「尭深、恥ずかしいのはわかるけど"う"をちゃんとつけて。いろいろとほら、まずい」バサッ

京太郎「うおぉっ!」ビクッ

大星の叫びと共に近くに置かれていた大きな段ボールのふたがいきなり開き、女の人が二人飛び出してきた。
1人はノートパソコン、もう1人はパソコンにつながっているWEBカメラを手に持っている。
素でビビった俺は情けない叫び声をあげつつ思わずのけ反った。
っていうか何、この状況?

菫「……案の定放心しているな」ガチャッ

そんな状況で扉を開けて入ってきた人がまた一人。
と言うかこの人たち、確か白糸台のレギュラー陣だよな?

京太郎「……あ、へ、その、ドッキリ?」

照「ごめん、須賀君を怒らせたのは、わざと」

淡「いえーい!」

菫「お前は煽りすぎだっ」ベシッ

京太郎「わざ、と?」

照「うん。須賀君の、演技でもなんでもない心からの気持ちを聞きたかった。須賀君がどれがけ部を大切に思っているのかっていうのを」

何故? Why?
わざとって何?
つーかどういう事よ?
何でそんなことをするのよ?
理解が追い付かない俺の脳みそはそろそろフリーズを起こしそうだった。

菫「まず、騙すようなことをしてしまったことを謝罪したい。人に訴えかける姿を撮るにはこういう手段を取らざる得なかった」

京太郎「な、なんでそんなことを?」

菫「当然の疑問だな。で、それについてもう一つ謝らなくちゃいけないんだが……」

そういうと髪の長いその人はちらりと段ボールから飛び出してきた人たちのほうを見て申し訳なさそうに告げた。
先ほども言ったがその手にはパソコンとWEBカメラ……待て待て待て! パソコンとWEBカメラ!?

菫「君が『俺にできることならします』って言った後からずっと、君の姿をUs○reamで生配信をさせて貰っていた」

淡「もちろん掲示板でもURL付で宣伝してるよ!」

京太郎「」



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