過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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◆Vv8bfEvpt.
[saga]
2013/03/28(木) 01:49:28.18 ID:JUfsYtYt0
周囲が文字通り【白】に包まれ、春香は意識を失った。
次に目覚めた時には、知らない天井が広がる――病院のベッドの上だった。
千早「よかった、……春香、目が覚めたのね」
親友である千早が嬉しそうに春香へと駆け寄る。
どうやら、春香の両親は娘が病院に搬送された連絡を受け急いでこちらへと向かっているらしいが、到着まで時間がかかるらしい。
事務所にも春香の両親から連絡があったようで、たまたま事務所にいた千早が心配して病院へと来たとのことだった。
千早からそのような説明を受けている間、起きたばかりでボーっとしていた春香の頭が目を覚ます。
そして、叫ぶように聞いた。
春香「千早ちゃん、街はどうなったの!? それに、あの赤い巨人は!! はっ、も、もしかして、巨人が影に負けて、街が破壊されちゃったんじゃ!!」
千早「は、春香、い、いったいなにを」
春香「ねぇ、千早ちゃん、教えて!! 街は!! 皆はどうなったの!! ねぇ、千早ちゃん!!」
千早の肩を掴みブンブンと揺らしながら、涙目で訴えかける。
千早「は、春香。落ち着いて聞いて、取り敢えず深呼吸でもして」
春香「う、うん。ごめん、そうだよね、千早ちゃんだって急にあんなことがあったんじゃね……」
言われた通り深呼吸をする。
何故だか解らないが、この時、千早は顔を伏せていた。その顔は不思議と赤くなっている……。
気にはなったが、今は赤い巨人がどうなったのか聞くのが優先である。
千早「春香……街は」
スッと指を春香の隣にある窓へと向ける。
示された通り、春香は隣を振り向き窓を除いた。
この先に破壊された町が広がっていると思うと……。
いや、逃げちゃダメだ、天海春香、今こそ腹を括るのだ。
千早「平和そのものよ」
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