過去ログ - 春香「ウルトラマンプロデューサー?」
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65: ◆Vv8bfEvpt.[saga]
2013/03/30(土) 02:48:29.99 ID:CnnSQp8t0
雪歩「ごめんね、私のせいで」

光太郎「全然大丈夫だよ、逆になんともなくてよかったよ」

 骨を片手で持ち、雪歩の頭を撫でようと腕を伸ばす。
 しかし、雪歩は「ヒぃ」と小さな悲鳴を上げて数歩後ずさる。

真「プロデューサー、雪歩を怖がらせちゃダメですよ」

光太郎「いや、そんなつもりは」

雪歩「す、すみません。ただ、やっぱりまだ、男の人は苦手で……」

 どうやら、まだまだ雪歩と打ち解けるには時間がかかるのかもしれない。
 何処か残念そうに、光太郎は腕を引き下げる。

春香「光太郎さん、そろそろ戻りませんか? なんかこの沼気味が悪いですし」

光太郎「あ、うん。そうしようか。えぇと、骨は穴の中に戻して」

 骨を穴の中に戻すと、上から土を被せて埋め直す。

光太郎「さぁて、それじゃあ行くとしようか」

春香「はい、光太郎さん」

 沼を立ち去ろうとする一同。


 誰も、光太郎でさえ気付かなかったが、先程の牛の骨に気になる点がある。
 何故、あの骨は土の中に埋まっていたにも関わらず、あんな綺麗な状態で残っていたのか?
 普通ならあり得ない。

 まるで、誰かがあえて【そいつ】を怒らせる為に埋めたかのようである。

 【そいつ】は、沼の奥で骨が荒らされたことに怒りを感じていた。
 【そいつ】は、沼から獲物の気配を探り、ゆっくりとその巨体を動かした。

 【そいつ】は、決して骨を荒らした人物を許しはしない。



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