過去ログ - ハーミット・パープルは知っている
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/27(水) 06:18:29.45 ID:DeO+ryLW0
「……『カワイソー』に見えますか?」


掠れた喉から聞こえるそいつの声。

その声を聞いた瞬間、オレは泣きそうになった。

こんなことがあって良いはずが無い。
なんでこの『ガキ』はこんなトコでこんなことをしてるんだ?
この『ガキ』には……『普通に生きる権利』ってのがあるはずじゃあないのか?

朝起きて学校に行って昼に友達と遊んで夜はシャワーを浴びて暖かいベッドで眠る。
父さんと母さんに叱られながら、笑い合いながら。


「……『カワイソー』だとか、そんなんじゃあねー」


ブチャラティ。オレ、少しだけ分かったような気がする。
何が分かったのかは上手く言えないんだけどさ。


「いーから、食えよピザッ! 足りなきゃ全部くれてやるッ!」

「わわっ……あ、あの……!」

「『あの』だの『でも』だのうるせーッ!」


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