過去ログ - ハーミット・パープルは知っている
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/26(火) 03:16:21.11 ID:TG+0vDuv0
「す、すこし待ってるどッ!」
おらは急いで家に戻って貯金箱をひっくり返したど。
途中でパパが『どうした、重ちー?』と聞いてきたけれども耳に入らなかったス。
そして出てきたお金をあるだけ持って、そいつに渡したんだど。
「このお金、お前にやるど」
そいつはびっくりした顔で『受け取れない』って言ってたよ。
でも、おらはムリヤリ渡したんだ。
おらはパパとママのことが大好きだど。
もし……その大好きなパパとママが病気になって死んだら……おらはきっとスゴく悲しい。
そいつだってママが死んだらきっとスゴく悲しいど。
そんなのはイヤだから。友達が悲しいと、おらも悲しいんだど……
『ありがとう、重ちー』
おら、『優しい』かな?
そいつはニコッとおらに向かって笑ってくれたど。
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