過去ログ - 紅莉栖「どうしたのよ辛気臭い顔して」岡部「紅莉栖…お前、記憶が…」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[ago]
2013/03/27(水) 19:21:05.57 ID:J5ZZ3s85o
 快く受けてくれたフェイリスは、鼻歌混じりで看護師の後についていく。
 その後ろにダル、そして俺、鳳凰院凶真がついていく。 

 検査室に着くと部屋の中には、ベッドがひとつ椅子が三つ並んでいた。

紅莉栖「まさか、私がこれを付ける側にまわるとは。」

 脳波をスキャンするための装置を被り、紅莉栖が言う。
 脳科学の実験で幾度となく、装着する所は見てきたのだろう。

医師「すいません牧瀬さん、いくらあなたといえど、被験者に詳細を公表することはできません。」

 脳医学の権威として名が通っている担当医師が言う

紅莉栖「ま、仕方ないですよね。こんな実験、自分でなきゃ私だって結果を見たい程ですもん。」

 心理医学のてんから、被験者に結果を知らせることはできない。
 今回は特に『岡部倫太郎』に関してのみ、部分的記憶喪失、健忘が起こっていることから
 特殊的措置を取らなければいけず、なにを忘れているのか、紅莉栖に事前に知らされることは禁じられた。
 精査な診断のためだという。

 検査室に入る前、診察室で検査の詳細の説明を四人揃って聞いた。
 何のことはなく、ただ
『いつもどおりの会話をしてくれ』だそうだ。
 注意点は、
 ・なるべく多くエピソードを話す
 ・なるべく多く登場人物を出す
の二点だと言われた。


『牧瀬さーん 先に入ってくださーい』

紅莉栖「あ、はーい」

 検査室から顔を出した看護師の声が聞こえた。

 紅莉栖を見送り、診察室の椅子に座ったままの俺達は、手持ち無沙汰になった。

 医師が口を開く。
 『お三方にもう二つ注意点がございます。』

 ・岡部倫太郎の話題を必ず出す。
 ・ただし、なるべく被験者本人。牧瀬紅莉栖の口から話題が出てくる事を期待する。
 最重要事項だという。


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