1: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/27(水) 00:23:51.95 ID:NyiC8tvm0
中3に進級したその日の夜。亜美と大喧嘩をした。
プリンを食べたとか食べないとか、そんな些細なこと。
激昂して、思わず家を飛び出してしまった。
夜の10時。叩きつけるような大雨で、気温は思い切り下がっていた。
なんとなく電車に乗る。2駅ほど過ぎた所で、ふと思い付いた。
真美「…………はるるん」
はるるんの家に行こう。
大学生になって、一人暮らしを始めたはるるんなら、家出少女の真美を、受け入れてくれるんじゃないか。
そんな甘い考えがあった。
千早お姉ちゃんやひびきんの家に行くことを考えつかなかったのは、
電車の進行方向が逆だから、だと思う。
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2: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/27(水) 00:29:23.44 ID:NyiC8tvm0
家には帰りたくなかった。今日、両親は夜勤だから帰ってこない。
あんな状態のまま、亜美と2人きりというのは憚られる。
駅に着いた。立ち上がって、電車を降りる。
3: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/27(水) 00:31:24.46 ID:NyiC8tvm0
迷惑だろう。こんな夜遅くに、家出少女が押しかけてくるのだから。
真美「んっ」
4: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/27(水) 00:33:14.81 ID:NyiC8tvm0
駅から徒歩2分の、小規模なマンション。
ここに、はるるんは住んでいる。
前に亜美と、いおりんと3人で引越の手伝いをした。
5: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/27(水) 00:36:21.91 ID:NyiC8tvm0
3階の、角の部屋だったと思う。
真美「……301?」
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