過去ログ - 響「二人分の泣き声遠く」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/07(日) 14:14:54.76 ID:ep9XhrthO
「笑顔を・・・?」

『はい。一週間ぶりに響の笑顔が見たくなりましたので』

「・・・帰ってよ」

『帰って・・・とは?』

「自分、貴音を呼んだ覚えはないぞっ!自分なんかに構わないでよっ!」

バターンッ

叫びながら、ドアを締める。

鍵もかけて、チェーンもかけた。

久しぶりに大声を出した反動で、ドアの前に座り込む。

「貴音」

『はい』

「そこで待っていても、無駄だからな」

「食料もある。イヌ美たちは大家さんに預かってもらってる。だからこのドアはもう開けない」

『そうですか』

「だからもう帰ってよ」

ーそこに居られたら、泣けないじゃないか


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