過去ログ - 響「二人分の泣き声遠く」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/07(日) 14:18:26.91 ID:ep9XhrthO
『そ、そごまで言わなぐても良いではないですが・・・』

ーもしかして自分・・・泣かせた?

『どうして・・・でしょう。とても・・・とても哀しくて・・・涙が・・・でて』

「え、ちょ。た、貴音?貴音!?」

『申し訳っ・・・少し・・・泣かせっ・・・て・・下さい』

ーじ、冗談じゃない!

ー泣きたいのは自分のほうだぞ!!

ーなんで貴音が先に泣いてるのさ!!!

ー・・・なんて言ったら余計に泣くよな。多分。

「うがー!!どうすりゃいいんさもうっ!!」

ーあーダメ、泣きそう。

「貴音のバカ・・・美希のバカぁぁぁあああ」

ドアを挟んで背中合わせ。

自分と貴音、二人分の泣き声が響いた日だった。


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