18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/28(木) 01:20:54.75 ID:TYm8Kg4Lo
「あれ、これってもう入部決定しちゃった感じ?」
「そうだなー。もうちょっとゴネるかと思ったけど、案外あっさり決まってよかったじぇ」
してやったりとサムズアップする優希。
「フッフッフ! 女子じゃないのは残念だけど、これで生徒議会長の権限抜きに部を名乗っても恥ずかしくない人数が集まったわね!」
「さらっと職権乱用してるって言った……」
どうやらここの麻雀『部』という肩書きは、生徒議会長の権限をフルに利用して存続させていたらしい。
旧校舎の屋根裏部屋にひっそり居を構えているのも、その辺りの事情が大きいのだろう。
「ホンに長かったのぉ。これであと一人、女子が入ってくれたら団体戦だって可能になるんじゃが……それはさすがに高望みしすぎか」
「諦めちゃダメよ、まこ。今週の私のラッキーカラー金色だったの――――見て、彼を」
「染めた感じはせんし、地毛だとすると見事な金髪じゃのぉ」
「でしょう? きっとあの金髪が、すぐに次の入部してくれる子を呼んでくれるに違いないわ!」
「そう言われると、あの金髪は御利益がありそうな感じがしてくるの。いっちょ拝んでおくか」
「そうしときましょ」
「あ、ダメだこれ、実は無理矢理連れてこられただけで、入部する気なんてありませんって言える空気じゃねえ」
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