61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/15(月) 02:44:42.76 ID:wkELG+bzo
第3局 学食
昼休み。腹を空かせた生徒達が弁当を広げたり、パンを求めて購買へと駆け出す時間。
「おーい咲〜、学食行こうぜー」
「……ハァ」
グゥグゥと鳴き声を上げる腹の虫を宥めながら誘いをかけた京太郎に、栗色の髪をショートボブにした小柄な少女は、返事の代わりとして読みかけの本を閉じた。
「お昼誘ってくれるのはいいけどさ、それなら朝のうちに言っといてくれると助かるんですけど」
「朝は寝坊して遅刻寸前だったからな、そりゃ無理な相談って奴だ!」
「そんなこと胸張って言わないでよ」
本を小脇に抱えて隣を歩きながら、咲と呼ばれた少女がじっとりした視線を送る。
彼女の名前は宮永咲。
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