10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 12:41:01.72 ID:3tv8oJSV0
 憂「律さんは、お姉ちゃんに甘いから」 
  
 お姉ちゃんは口を尖らして 
  
 唯「車を乱暴に扱うのもロックスターっぽさだもん」 
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 12:44:11.15 ID:3tv8oJSV0
 ・・・。 
  
 あ、聞いた事のないメロディー…。 
  
 憂「ね、お姉ちゃん」 
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 12:45:15.20 ID:3tv8oJSV0
 憂「そっか、じゃあ聴いたのは私が第一号と言う訳だね」 
  
 唯「そうそう、憂は何時だって私の一番の評論家と言う訳さ」 
  
 私はお姉ちゃんの言い回しがおかしくてクスクスと笑う。 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 12:45:54.11 ID:3tv8oJSV0
 唯「これでも結構悩んでるんだよー?」 
  
 その言葉を発した時、お姉ちゃんは口ではおどけていたけども、目は笑っていない。 
  
 私は何となく視線をお姉ちゃんの全身に移して、それで毛先がちょっとだけ傷んでいる事に気付く。 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/28(木) 13:39:22.75 ID:oa714hTj0
 またまたけいおん将来設定SSか…  
  下手するとひんしゅく買いそうだから、気を付けた方がいいよ。  
  出だしの車からしてぶっ飛んでいるけど。 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/28(木) 16:42:17.01 ID:L028apzgo
 梓みたいな憂いだな 
  
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 21:35:42.83 ID:3tv8oJSV0
 唯「…、うーいー…、起ーきてー、ねえ、憂ってばぁー」 
  
 何時の間にか寝てしまっていたらしく、私は揺り動かされて目を覚ます。 
  
 あの運転の横で眠ってしまうなんて、どうやら自分が思うより社会人と言うのは疲れているものらしい。 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 21:36:18.58 ID:3tv8oJSV0
 お姉ちゃんは、気分を害した様子もなく外を指差す。 
  
 唯「着きました」 
  
 窓の外を見ると、そこは冬の海だった。 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 21:37:16.51 ID:3tv8oJSV0
 何時の間にか先に車外に出たお姉ちゃんは風に吹かれながら、立っていた。 
  
 着ているモッズパーカーの裾も随分大きく翻っていて、お姉ちゃんは今にも吹き飛ばされそうに見えたけど、 
 しっかりと地面に根をはったかの様に身体はビクともしない。 
  
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 22:27:25.11 ID:3tv8oJSV0
 この大柄なスポーツカーは高級車らしい高い遮音性を発揮してくれたので、お姉ちゃんの声も聞こえない。 
  
 でも、私には何と言っているか分かるよ。 
  
 だから、ドアを開けて私も冬の海岸に出る。 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 22:40:17.59 ID:3tv8oJSV0
 お姉ちゃんはそんな私を見ておかしそうにする。 
  
 唯「もー、憂ってば私より全然暖かそうな格好してるのに」 
  
 憂「急だったから驚いただけだもん…」 
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