176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/13(土) 12:07:24.35 ID:CqOgKzm5o
俺も待ってる
177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 22:45:20.64 ID:HJ9C3+sU0
・・・
・・・
エントランスの脇に掲げられたスチールのプレート。
178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 22:57:09.99 ID:HJ9C3+sU0
プレートには何とか判別出来る“HTT is never end.”の文字。
男は自分の仕事に満足した様に頷くと、エントランスをくぐりインターフォンのボタンを押す。
少しの間。
179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:11:46.46 ID:HJ9C3+sU0
どうやら、地階は後から施工されたものの様で、下るためには階段しかない。
男は回りを一頻りまわりを見回してから、苦笑して階段を下る。
180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:14:44.60 ID:HJ9C3+sU0
男は諦めてノックに切り替える。
部屋の主はそのノックによってようやく気付いたのか、バタバタと言う駆け寄る音と共にガチャリとドアは開かれる。
?「あー、鍵閉めてたの忘れてたよー、ごめんね?」
181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:27:33.85 ID:HJ9C3+sU0
男「初めまして。平沢唯さん?」
唯「こちらこそ。初めましてー」
男は彼女の風体を見て「まるで隠遁者だな」と感じる。
182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:36:57.68 ID:HJ9C3+sU0
メジャーデビューして、シングル、アルバムのスマッシュヒット。
期待されていた新人アーティストが急にメジャーとの契約を破棄し、
自ら立ち上げたインディーズレーベルから数年に渡りメジャーに負けないヒットを出したと言うのは、
まさにレジェンドと言って良いだろう。
183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:53:40.76 ID:HJ9C3+sU0
唯「あ、タバコ吸っても良いですか」
彼女は遠慮がちにライターに尋ねる。
ライター「あ、構いませんよ」
184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/13(土) 23:57:37.65 ID:HJ9C3+sU0
ライターは、それに気付くと自分のそれを彼女に差し出す。
彼女は少しびっくりしてから、遠慮がちに受け取って今度は何とか火をつける。
唯「ありがとうございます」
185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/14(日) 00:15:29.12 ID:cvskBUyR0
だが、タバコを持つ手は震えていたし、受け答えの声も若干の上擦っており、何となくのぎこちなさが彼女を支配していた。
唯「あ、ごめんなさい。こう言う形で取材されるのとかって久しぶりだから…。緊張してますね、あははは…、うふふふ…」
平沢唯の不可解な笑い声がスタジオに煙の様に広がり、まずその空気、
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/15(月) 00:18:26.59 ID:WLUk/gbl0
・・・
(私は平沢唯がタバコを吸い終え、落ち着くのを待って質問をする事にした)
ライター「正直な話、音楽ビジネスの表に出なくなってから時間が経っていますが、いつからここを拠点に」
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