185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/14(日) 00:15:29.12 ID:cvskBUyR0
だが、タバコを持つ手は震えていたし、受け答えの声も若干の上擦っており、何となくのぎこちなさが彼女を支配していた。
唯「あ、ごめんなさい。こう言う形で取材されるのとかって久しぶりだから…。緊張してますね、あははは…、うふふふ…」
平沢唯の不可解な笑い声がスタジオに煙の様に広がり、まずその空気、
186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/15(月) 00:18:26.59 ID:WLUk/gbl0
・・・
(私は平沢唯がタバコを吸い終え、落ち着くのを待って質問をする事にした)
ライター「正直な話、音楽ビジネスの表に出なくなってから時間が経っていますが、いつからここを拠点に」
187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/15(月) 01:03:54.42 ID:WLUk/gbl0
(最初の質問もそうだが、平沢唯は事細かに説明するタイプではないらしく、
私は記憶して来た彼女のキャリアを思い出しながら話を続ける。つまり、彼女のいる場所=HTTと言う事だろうか。
私にはそれはわからないが、きっと彼女にとっては大切な何かの符牒なのだろう)
ライター「最近はどの様な活動をされていますか」
188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/15(月) 01:25:08.06 ID:WLUk/gbl0
また、ここで平沢唯は笑いだす)
唯「うふふ…、うん、びっくりした。こう言うのって、なんて言うんでしたっけ。シンクロ…、うふふ…」
ライター「シンクロニシティ、ですか」
189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/15(月) 01:35:13.71 ID:WLUk/gbl0
(私の不勉強への謝罪と、それに恐縮する平沢唯と言うやりとりは中略)
ライター「そう言えば、その・・・、逮捕される直前には海外のレーベルとの仕事をされていた訳ですよね」
(私は逮捕と言う言葉を持ち出す事に躊躇いを覚えたが思い切って口に出してみた。
190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/16(火) 01:11:44.69 ID:1vqmiYd40
ライター「海外との事で契約が上手くいかなかったとか?」
唯「あー、そう言うのはない…、と思う。
りっちゃんもあずにゃんも凄く頑張ってくれてたし、曲が完成までいかなかったのも事実で。
最後は演奏も上手く出来てなかった気がするし、ねー…?うふふ…」
191:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/16(火) 01:13:10.28 ID:1vqmiYd40
ライター「ライブパフォーマンスに関しては、色々な逸話を聞きます」
唯「あれはー、海外のプロモーターさんがクレイジーだったからぁ…、舞い上がっちゃったんだよね、私たちみんなが。
まるでお祭りみたいな日々で…」
ライター「いえ、ネガティブな意味ではなくて、ステージがと言う事です」
192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/16(火) 01:15:11.69 ID:1vqmiYd40
唯「そっかー、それは嬉しいです、えへへ…」
ライター「音楽的なキャリアは世に知られている様に高校生からですか?」
唯「うん、それまで全然音楽なんて知らなかった。
193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/19(金) 01:16:43.81 ID:yLi2pMh80
ライター「今、振り返るとキャリア全体はどんなものだったと思いますか」
唯「わずかな間に色々な事が起きて、私もみんなもそれに上手く対処出来るだけの経験がなかったな、って。
老成した今なら上手くやれるかなと思う。
最初は何の経歴もなくて、ただ集まって演奏するのが好きなだけで、それから創作意欲の時代があって、
194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/19(金) 01:19:13.30 ID:yLi2pMh80
ライター「新作の話に戻しますね。老成したと言う事は以前の様な激しさを求めた曲は少なめになっているのですか?」
唯「老成と感情的な起伏は別だよ。なんて言うか、安心があるって事なの。みんながいるのといないのとでは大きく違う」
ライター「やっぱり平沢唯の音楽も感情によって左右される事はありますか?」
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