19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 22:27:25.11 ID:3tv8oJSV0
この大柄なスポーツカーは高級車らしい高い遮音性を発揮してくれたので、お姉ちゃんの声も聞こえない。
でも、私には何と言っているか分かるよ。
だから、ドアを開けて私も冬の海岸に出る。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 22:40:17.59 ID:3tv8oJSV0
お姉ちゃんはそんな私を見ておかしそうにする。
唯「もー、憂ってば私より全然暖かそうな格好してるのに」
憂「急だったから驚いただけだもん…」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/28(木) 23:02:52.69 ID:3tv8oJSV0
お姉ちゃんは、私の反応が思った以上だったのか、今度は思い切り噴き出す。
唯「う、憂ってば、ひゃっだって、あははは…」
憂「うー、そんなイタズラ…、もう子供じゃないんだよっ」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/29(金) 00:18:56.54 ID:DH18SUzFo
乙
期待してる
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/29(金) 03:36:59.44 ID:zBGJ2Em+0
お姉ちゃんは、ジップを上まで閉めていても寒いようで何度も身体を震わせている。
憂「もっと暖かくしてくれば良かったのに」
唯「こんな寒いとは思わなかったんだよー。それに最近車での移動が多いからあんまり暖かい服持ってなくてさ。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/29(金) 03:37:34.36 ID:zBGJ2Em+0
お姉ちゃんがかまって欲しそうに拗ねた顔を見せた事に満足した私は一つの提案をする。
憂「じゃあ、今度二人で買いに行こっか」
お姉ちゃんは満面の笑顔を浮かべて私の言葉に応える。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/29(金) 03:39:11.05 ID:zBGJ2Em+0
結局、この約束は未だ果たされていない。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/30(土) 07:10:25.08 ID:g+ErlX1v0
・・・
ムギちゃんが私の身体に手を回す。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/30(土) 07:11:36.10 ID:g+ErlX1v0
その何気無い、でも予想外の一言にちょびっとの悪意を感じて、
だけどムギちゃんの表情が見えなかったので、私にはその直感が正しいかどうかは分からなかった。
だから、私はムギちゃんの言葉の真意を知りたくて、問い尋ねようとする。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/30(土) 07:12:15.04 ID:g+ErlX1v0
その一瞬の瞬巡のせいで間に合わなくて、ムギちゃんは何時ものあの穏やかな笑みを浮かべたまま、
飛行機搭乗口の方に消えていく。
唯「あ、待って・・・」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/30(土) 07:14:17.26 ID:g+ErlX1v0
澪「唯、行くよ」
唯「澪ちゃん・・・」
澪「ん、何?」
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