267: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:02:57.26 ID:L6dNy5Nfo
「や、やばいよ……千早お姉ちゃん!」
真美はギュッと私の袖を握り締める。
268: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:03:36.73 ID:L6dNy5Nfo
だけど、その抵抗はこの人数差あまり意味をなさなかった。
すぐに私は押さえつけられて、真美も捕まる。
269: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:04:37.92 ID:L6dNy5Nfo
私は必死に暴れまくるが何十人もの人が
上に乗っかってきていて身動き一つ取れやしない。
真美との距離はどんどんと遠くなる。
270: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:05:17.11 ID:L6dNy5Nfo
そして、その真ん中にいて、亜美を救い出していたのは
真と一匹のゴーレムだった。
271: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:05:58.81 ID:L6dNy5Nfo
「千早、お待たせ!」
「……ありがとう。真。待ってたわ」
272: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:07:10.23 ID:L6dNy5Nfo
次々と向かってくる敵をなぎ倒していく。
横では真も暴れまくっていた。
2年前よりも……本当に強くなっている真を隣で実感する。
273: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:07:40.50 ID:L6dNy5Nfo
はぁ……これで全員かしら……。
亜美の方の最後の一人をゴーレムがアイアンクローしたまま高々と持ち上げている。
そして人一人はおもちゃのように扱っている姿に、
ゴーレムの圧倒的パワーに、一人のお父さんの愛の力に絶句した。
274: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:08:22.04 ID:L6dNy5Nfo
「千早、奴らもういなくなったのかもしれないけれど、
まだ間に合うよ、追う?」
「えぇ、もちろんよ」
275: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:09:11.48 ID:L6dNy5Nfo
伊集院北斗は指の関節をぽきぽきと鳴らしている。
奥の天ヶ瀬冬馬に関してはもういなくなってしまったのかもしれない。
276: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:10:14.89 ID:L6dNy5Nfo
「このぐらい心配ないわ」
「あんなへなちょこ恐竜使いなんて雑魚に等しいわ」
277: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:10:44.04 ID:L6dNy5Nfo
「一匹の操作が限界だと思ったら大間違いだぞ」
「一匹も二匹も変わらないわ!」
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