319: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:45:07.85 ID:L6dNy5Nfo
この時、
私達はこれが正しい選択だったんだと初めて実感することができたのかもしれない。
人の涙が悲しい時ばかりに流れるものではなく、
嬉しい時や楽しい時にも出てきてしまうものだと私達は感じていた。
320: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:45:44.51 ID:L6dNy5Nfo
もっとも私は真美は燃やされた経緯は知らなかったので
驚きすぎてどうしていいかわからなかった。
321: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:46:12.49 ID:L6dNy5Nfo
双海家は4人、仲良く笑っていた。
亜美と真美はギュッと手を繋いで片時も離そうとなんてしなかった。
322: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:46:45.96 ID:L6dNy5Nfo
結局私は亜美と真美と3人で唄って
ステージで二人が喋って
大盛り上がりのステージになった。
323: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:47:28.00 ID:L6dNy5Nfo
「おっちゃんとこの屋台の食べ物タダでちょーだい!
あ、もちろん亜美のだけじゃなくて真美のも千早お姉ちゃんのも
ゆきぴょんのもまこちんのもパパのもママのもだかんね!」
324: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:48:07.42 ID:L6dNy5Nfo
祭りの行事が一通り終わる頃、私は亜美と真美と話していた。
325: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:48:49.85 ID:L6dNy5Nfo
「ごくん。ぷっ、お姉ちゃん達大好き!」
そう言って亜美は笑いながら両腕を目一杯広げて私と真美に抱きついた。
326: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:49:18.26 ID:L6dNy5Nfo
またこうやって唄うことができるのならば私はいつだって駆けつけたい。
なんて、自分の旅の目的も忘れてしまいかねないほど楽しい一時だった。
327: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:50:25.67 ID:L6dNy5Nfo
「また行くの? 二人共」
「うーん、だってしょうがないっしょ」
328: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/06(土) 12:51:27.86 ID:L6dNy5Nfo
でも、どこかで聞いたことのある……名前。
確か……。
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