436: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:57:21.19 ID:+Qo3lcGpo
だけど、だからこそ、
泣いていた我那覇さんのその震える声を聞くのに耐えなかった。
私も。
437: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:58:58.42 ID:+Qo3lcGpo
「千早は本当に……優しいよね」
438: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 17:59:44.88 ID:+Qo3lcGpo
翌朝。
起きると我那覇さんと萩原さんが朝食を作っていた。
簡単なものではあったがとても上手にできていて美味しかった。
439: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:00:17.64 ID:+Qo3lcGpo
私と萩原さんはまずは港へ行き、
朝一の便を出る方も入ってくる方も両方とも調べた。
440: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:00:49.19 ID:+Qo3lcGpo
真と我那覇さんは島の中でも一番高いビルの周辺を調べていた。
我那覇さんの知り合いを訪ねたりしていたらしい。
しかし何も見つからず結局中心街に
移動して探索していたらしいがいずれも手がかりはなかった。
441: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:01:48.41 ID:+Qo3lcGpo
朝一から動き回っていてお昼ごはんも食べたい時間帯になってきていた。
私達は中心街へ歩いて行った。
442: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:02:23.22 ID:+Qo3lcGpo
列の先を目で辿ってみるとそこは一つの飲食店のようなものだった。
そこにそんなに美味しいものがあるとは思えないのだけど。
443: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:04.55 ID:+Qo3lcGpo
店の看板にはでかでかと見たことのない角張った文字で
「拉麺」と書いてあった。
どこかの地方の言葉かしら。
444: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:31.25 ID:+Qo3lcGpo
「あぁ、実に美味でした。洗練されたスープ。
歯ごたえのある麺という食材。面妖なぐるぐるの食べ物」
「わたくし、あのような食べ物は初めて食べました。実に美味しかったです」
445: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:57.41 ID:+Qo3lcGpo
「ど、どうしたの?」
「しっ! あそこにいるの、美希よ!」
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